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なぜ薬は毎日,決められた量を飲まないといけないのでしょうか?





これはかならずしもそうとはかぎらないのですが,症状,例えば扁桃腺が腫れているとか,花粉症でくしゃみや鼻水が止まらない,あるいは血圧が高い,などといった状態が続く限りは,決められた量を飲み続ける必要があります.

まず,扁桃腺(一般的に「へんとうせん」と呼ばれるものの本名は「口蓋扁桃」といいます)が腫れて熱が出る,というときには,扁桃腺がバイキンのアタックを受けていると考えられます.
こういう時には,バイキンをやっつけるための「抗生物質」を飲んだりしますが,中途半端に飲んだり飲まなかったりすると,バイキンはやっつけられないどころか,抵抗力を身につけた,極悪なバイキンに変身したりすることがあります.
こうなると,普通の抗生物質では効果が期待できなくなる可能性が・・・.そうならないように,一定の量を飲んで,イヤな奴をしっかり叩く事が必要です.

花粉症の薬も,ちょっと調子がいいからといって飲むのをやめると,またぞろくしゃみが頻発,ということになるでしょう.
血圧が高いと,脳の血管が破れるなど,非常に危険な症状が現れるかもしれないので,血圧を下げる必要がありますが,そのためには1回薬を飲むだけでは不十分です.
薬が効果を現すためには,前にも述べたように,血液中のお薬量を一定レベル以上に保ち続けることが必要です.

また,一般的に「生活習慣病」と呼ばれている,糖尿病,高血圧,高脂血症(コレステロール・中性脂肪が高い)等の場合は,状態が続く限り薬が必要です.

健康で長生きするために,面倒でもきちんと薬を飲むことが大事なのです.薬を飲むことが,自分にとって必要であると実感できたらいいのですが.




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