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薬が原因で起きる副作用、薬が原因でない副作用はどのようなものでしょうか?





薬には治療に使える「主作用」と,目的としない「副作用」があります.副作用の中でも,人間にとって不都合な作用を「有害作用」と呼ぶ場合もあります.
これは,基本的にどんな薬にもすべて,「副作用」とよばれるものがあるからです.従って,薬による副作用はあって当たり前なのですが,その程度は様々で,通常の生活をしている上には,まったく問題ないものから,入院を必要とするものまであります.

単独で使ったときの副作用については,ある程度わかっているものが多いのですが,問題は一緒に飲んだ薬や食べ物・飲み物のせいで,副作用が現れる場合です.例えば,カルシウム拮抗薬は,血圧を下げるためによく使われますが,この薬を水ではなくグレープフルーツジュースで飲んだら,ふらふらして目の前が真っ暗,ということになるかもしれません.これは,カルシウム拮抗薬の作用が強く現れすぎたためと考えられ,薬自体の副作用というより,飲み方による副作用と言っていいでしょう.

その他,喘息の吸入薬を使いすぎて,心臓が停止してしまうこともあり,これも使い方の問題です.
腎臓や肝臓の機能が悪くなった人は,副作用が強く出てしまうこともあるでしょう.
飲み合わせや使い方に不注意で,有害な作用が出たときに,その原因を「薬」だけに押しつけるのは,ちょっと薬が可哀想です.




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